知っておくと通になれるかも!原料の違いによるウイスキーの種類とは

知っておくと通になれるかも!原料の違いによるウイスキーの種類とは

ウイスキーには、モルト・ウイスキー、グレーン・ウイスキー、スコッチ・ウイスキーなどさまざまな名称が存在しますが、それぞれどういった原料が使われ、特徴を持っているのか詳しくわかる方は少ないかもしれません。

ここでは、原料の違いによるウイスキーの種類を紹介します。

原料によるウイスキーの種類

使用する原料や配合量によって分けられています。

モルト・ウイスキー

大麦の麦芽だけを原料にしたウイスキーです。
単式蒸留釜で2~3回蒸留します。
麦芽を乾燥させるためにピートという「泥炭」を焼き、ピート独自の香りを付けて原始的なポットスチルと呼ばれる単式蒸留機を使うのが特徴です。これは伝統的な製法で、最も大量生産や品質の安定が難しいとされています。手間は掛かりますが、グレーン・ウイスキーと比べて、遥かに風味の点で勝っています。

 
また、アメリカン・ウイスキーでは、大麦だけを原料とするウイスキーを「シングル・モルトウイスキー」と呼びます。

 

グレーン・ウイスキー

とうもろこし・ライ麦・小麦といった穀物を主原料に、大麦麦芽を加えて糖化・発酵させたウイスキーです。連続式蒸留機で蒸留するため、モルト・ウイスキーに比べて香味が不十分で、ブレンデッド・ウイスキーに加えて風味を和らげるために利用されるのが一般的です。

 

ブレンデッド・ウイスキー

スコッチ・ウイスキーでは、モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーをブレンドしたもので、大量生産に適しています。
アメリカン・ウイスキーでは、ストレート・ウイスキーに他のウイスキー、もしくはスピリッツをブレンドしたものになります。

 

ライ・ウイスキー

一般的にライ麦を主原料とするウイスキーです。
アメリカにおいて、このウイスキーは法律で原料となる麦芽液「マッシュ」の51%以上がライ麦で作られているものと決まっており、マッシュの残りはとうもろこしと麦芽になります。

 

コーン・ウイスキー

原料グレインとして80%以上のとうもろこしを含むマッシュから作られるアメリカ産のウイスキーです。ちなみに「コーン・リカー」とも呼ばれます。
蒸留の工程で、80%以下のエタノール濃度を保つように作られ、熟成する義務がないのも特徴です。

 

産地によるウイスキーの種類

知っておくと通になれるかも!原料の違いによるウイスキーの種類とは
製造される場所や規則によって分けられます。

スコッチ・ウイスキー

スコットランドで製造されるウイスキーで、日本において「世界5大ウイスキー」の一つに数えられます。
現在のイギリスでは、2009年スコッチ・ウイスキー規則により、糖化から発酵・蒸留・熟成までスコットランドで行われたウイスキーだけが「スコッチ・ウイスキー」と呼ばれます。麦芽を完走させる時に燃焼させるピート特有の煙のような香りが特徴です。

 
また、ウイスキーはイギリスを代表する輸出品の一つでもあり、その輸出規模は200ヶ国程で、ウイスキーの全生産量の約7割を占めています。

 

アイリッシュ・ウイスキー

アイルランド共和国・北アイルランドで生産される穀物を原料とするウイスキーです。ピートによる燻製をしないこと、単式蒸留機による蒸留回数が3回であることから、一般的なスコッチ・ウイスキーよりもまろやかな味わいになります。

 

アメリカン・ウイスキー

アメリカ合衆国で生産されるウイスキーで、世界5大ウイスキーの一つです。法律により、「穀物を原料にアルコール度数95%未満で蒸留した後、オーク樽で熟成させたもの、およびそれにスピリッツをブレンドしたもので、エタノール濃度40%以上で瓶詰めしたもの」が「アメリカン・ウイスキー」と呼ばれます。

 

バーボン・ウイスキー

アメリカン・ウイスキーの一つで、よくバーボンと呼ばれています。
 
また、バーボンの中でも、2年以上熟成させたものは「ストレート・バーボン」、樽同士のブレンドをせずに少量を瓶詰めしたものを「シングル・バレル・バーボン」、5~10種類の樽をブレンドしたものは「スモール・バッチ・バーボン」と呼ばれます。

 

おわりに

この知識を少しだけでも頭の片隅の置いておけば、家族や友人に質問されてもすぐウイスキーの違いを説明できます。もし、周囲に知りたがっている人が居たらそっと教えてあげてください。